腕組をして考えている女性

もしかしてヘルペス?医療機関で受けられる治療方法

性器ヘルペスの症状は、性器周辺の水ぶくれやタダレなどが挙げられます。
症状の程度は初発と再発で異なり、最も重いのは初感染での初発です。
二度目以降の再発となると、比較的に軽度で済むことが多くなっています。
性器ヘルペスには男女差があり、女性のほうが症状が強く現れます。

性器ヘルペスの痛みや不快感などは、体調によっても異なります。
病気が発症したとしても、必ず水ぶくれやタダレになるとは限りません。
似た症状が起こる病気では、カンジダなどもあります。
それゆえ素人診断するのは避けるべきで、専門のクリニックを受診することが大切になります。

性器ヘルペスの症状が見られるのは、先ず陰部周辺の違和感です。
そこから病気が進行すると、水ぶくれやタダレとなって現れます。
病変が現れるのは、男性の場合は亀頭や包皮などの外陰部となります。
女性の場合は大陰唇や小陰唇をはじめ、子宮頚管などにも及びます。
そして男女共に肛門や臀部、太ももなどに症状が及ぶことがあります。

性器ヘルペスの特徴としては、軽い初期症状から全身症状に進行することです。
初期症状には痒みやヒリヒリ感、痛みや灼熱感が挙げられます。
それが進行すると水ぶくれやブツブツ、潰瘍に発展することになります。
体調によっては、発熱や倦怠感を伴うこともあります。

性器ヘルペスを初めて発症した場合、初感染初発のケースと非初感染初発のケースがあります。
後者は以前に感染してはいるものの、症状が現れなかったケースです。
この場合は症状が現れても、比較的に軽い症状で済みます。
一方殆どのケースで症状が重いのが、初感染での初発の場合です。

性器ヘルペスの初感染初発は、急激に症状が発生するのが特徴です。
そのため急性型とも呼ばれており、感染から発症までは2~10日くらいです。
初期症状は発熱や倦怠感を伴い、体調によっては38度を超える高熱になる場合もあります。
発熱したからと言って自己診断せずに、早期に病院を受診することが大事です。

抗ヘルペスウイルス治療薬としては、バルトレックス(バラシクロビル)やゾビラックス(アシクロビル)があります。
それぞれ効果や副作用が異なるので、服用にはドクターの指示に従う必要があります。

抗ヘルペスウイルス薬の種類と特徴

抗ヘルペスウイルス治療薬はウイルスのDNA複製を阻害し、ヘルペスウイルスの増殖を抑える働きがあります。
従来のタイプとしてはDNAポリメラーゼ阻害薬がありますが、近年になってヘリカーゼ・プライマーゼ阻害薬も加わっています。
DNAポリメラーゼ薬にはアシクロビル(ゾビラックス)やバラシクロビル(バルトレックス)、そしてファムシクロビル(ファムビル)があります。

DNAポリメラーゼ薬はウイルスDNAポリメラーゼの基質である、dGTP(デオキシグアノシン3リン酸化体)と競合拮抗することでウイルスの働きを阻害します。
DNAポリメラーゼ阻害薬とdGTPは同様のプリン骨格なので、ウイルスのDNAに誤って取り込まれることになります。
その結果としてポリメラーゼの働きが阻害され、増殖できなくなるわけです。

DNAポリメラーゼ阻害薬が効果を発揮するにはヘルペスウイルスに感染した細胞内で、リン酸化される必要があります。
そのため非感染細胞に対しては、影響を与えるリスクが低くなっています。
新しい作用機序を有する抗へルペスウイルス薬がヘリカーぜ・プライマーぜ阻害薬です。
その代表となるのがアメナメビルで、DNA複製に不可欠なヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性化を阻害する作用があります。

ヘルペスウイルスDNAの増殖には、2重らせん構造を一旦解く必要があります。
それをサポートするのがヘリカーゼで、アメナメビルはこの働きを阻害します。
DNAが複製される初期段階で、免疫機能を作用させる事ができるわけです。
免疫不全によって免疫機能が働かないと、症状が重度化することになります。
そうするとかなりの潰瘍が見られ、再発の頻度が高まるようになるわけです。

これらの抗ヘルペスウイルス薬には副作用があるので、服用には注意が必要です。

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